ある山の中の一軒家に、おばあさんが一人で住んでいました。雪の降る寒い晩のことです。

「ああ、寒いなあ。囲炉裏で燃やす薪（柴火）がもうこんなに少なくなってしまった。」おばあさんが、薪を取りに外へ出ようとすると、若いお兄さんの声が聞こえました。

「こんばんは、道に迷ってしまって、どうか、中に入れてください。」

おばあさんが戸を開けると、若いお兄さんが立っていました。おばあさんはあまりの寒さに見ていられず、中に入れました。よく見ると、見知らぬような、綺麗な顔立ちの男性です。

「こんな夜遅く、こんな無防備な格好で、山の中を歩いているなんて…もしかすると、これは山の狸かもしれない。」

そこで、おばあさんは、お兄さんに聞きました。

「お兄さん、この世の中でいちばん怖いものは何だね。」

すると、お兄さんは「ぼくは犬ほど怖いものはありません。」と答えました。

「やっぱりこの子は、狸に違いない。」

今度はお兄さんが「おばあさんのいちばん怖いものは何でございますか。」と聞いたので、おばあさんは、機転をきかせて（随机应変）、こう答えました。

「う一ん、わたしは小判（金币）がいちばん怖いなあ。さて、もう少し薪を取ってこよう。」おばあさんは、薪を取るふりをして、飼っていた犬を家の中に放しました。

「わあ、犬だ。」お兄さんはびっくりして、とうとう狸の姿に戻って、山の中に逃げていきました。

次の日の夜のことです。おばあさんは、たくさんの小判が落ちる音で目が覚めました。だれかが窓から小判を投げ込んでいるのです。昨日の狸に違いありません。おばあさんは「やめてくれ。怖い。怖い。」と言って怖がっているふりをしました。

すると、狸は「昨日のお返しだ。もっと入れてやる。」と言って、ますますたくさんの小判を投げ込んで、行ってしまいました。

春は暖かくて，とてもいい季節です。桜の花がとてもきれいです。日本に来てから，もう2年です。最初の一年間，毎日の勉強が忙しくて，桜を見たかったですが，時間がありませんでした。去年の3月，友達の田中さんのおかげで，わたしは桜の花を見に行来ました。きれいでした。

桜の花は盛りが短いですから、毎日おおぜいの人が桜の花を見に行きます。 今年も人が多いでしょう。わたしは田中さんといっしょにもう一度桜の花を見に (60)、桜の花の下で歌を歌いたいです。

正月休みに一泊二日の小旅行をしました。会社の同僚5人と一緒にレンタカー（租车）でドライブしました。道路が込むと困るので、早朝2時に東京を出発しました。途中で2回、サービス·エリア（服务区）で休んで、コーヒーを飲んだり、朝食を食べたりしました。6時間くらいで目的地の長野県のスキー場に着きました。この冬は雪があまり降らないので、スキーができるかどうか心配でした。でもゲレンデ（滑雪场）には雪がたくさんありました。少し休んで、9時ごろからタ方までスキーを楽しみました。昼ごはんもスキー場で食べました。