私は1950年、アメリカへ医学を勉強に行った。戦後まもなくのころで、私はまずアメリカのものの豊かさ、またアメリカ人の明るさに深く感心した。
(ア)自分の考え方や感じ方がアメリカ人と異なるので、時々アメリカ人の冷たさを体験した。例えば、アメリカに行って最初の頃だったが、日本の知り合いに紹介されたアメリカ人を訪ねて、しばらく話をしていると、「あなたはおなかがすいているか。ケーキがあるのだが」と聞かれた。私はおなかがすいていたが、はじめて会った相手にそれを聞かれて、すいていないと答えた。たぶん、もう一回ぐらい勧めてくれるだろうと思っていたのだ。(イ)相手は「あ、そう」と言っただけで、私はがっかりして、おなかがすいていると答えればよかったのにと思った。そして、もし相手が日本人なら、大体はじめて会った人におなかがすいているかなどと聞くことはせず、何かあるものを出してくれるのにと考えた。
【小题1】文中の(ア)に入るもっとも適切なものはどれか。A.それで | B.それと同時に | C.しかし | D.そこで |
A.そして | B.つまり | C.しかし | D.だから |
A.相手がはじめて会った人だから |
B.相手がアメリカ人だったから |
C.相手が考える時間をくれなかったから |
D.相手の態度が冷たかったから |
A.おなかがすいていないから |
B.アメリカ人におなかがすいているかと聞かれたから |
C.おなかがすいたのに、ケーキしかないから |
D.アメリカ人の招待のしかたをしらずに、まちがった返事をしたから |
A.作者はアメカ人の招待のしかたに深く感心している。 |
B.アメリカ人の明るさに感心をしている反面、習慣の違いにも困っている。 |
C.アメリカ人より日本人のほうが招待のしかたを知らないと感じている。 |
D.アメリカ人は人を招待するとき、一回しか誘わないから駄目だ。 |
私は陸上部長距離(田径部长跑组)に所属してから6年になる。簡単に6年と言っているが、とても(ア)ものではなかった。体調管理、体重管理を常に必要とし、毎日の練習ではへとへとになる(精疲力竭)まで走った。それなのに、レースで思うように走れなかったり、怪我をしてしまったりすることもあった。そんな時はいつも自分が情けなく、走ることが嫌になることがほとんどだった。だが、不思議とやめようとは思わなかった。また、それが私の自信にもなった。
陸上を始めたきっかけは、仲のよい友だちが陸上部に入ったからだった。特別入りたい部活がなかったために、私も入部することにしたのだ。しかし、速く走れるようになりたいと思っていても、あまりタイムにはこだわらず、ただ走っているというものだった。
(イ)、中学3年の夏の終わり頃から駅伝(接力长跑)に向けての練習が始まり、走ることが楽しいと感じるようになったのだ。走るたびにタイムが伸び、最後の関東駅伝大会では自己ベストで走ることができ、もっと走りたいと思うようになっていた。そこで、高校でも陸上部に入ることを決めたのだった。
【小题1】文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.意外な | B.楽な | C.つまらない | D.苦しい |
A.6年も陸上部長距離に所属していること |
B.毎日の練習でへとへとになるまで走ったこと |
C.怪我をした時に、走ることが嫌になったこと |
D.走ることが嫌になってもやめようとは思わなかったこと |
A.しかも | B.それから | C.だが | D.こうして |
A.仲のよい友だちが陸上部に入ったから |
B.もっと速く走れるようになりたいから |
C.今後もあまりタイムにこだわらず、走りを続けたいから |
D.大会で自己ベストを出し、もっと走りたいと思ったから |
A.「私」は高校の陸上部長距離に入って6年になる。 |
B.思うように走れなかった時は、やめたいと思った。 |
C.友だちが陸上部に入ったから、「私」も入部した。 |
D.高校に入ってから走るたびにタイムが伸びている。 |
私の父は、ベトナムで働いている。もうすぐ四年になる。私たちも二年間ベトナムで暮らしていた。でも一年前、母と私と妹だけ先に帰国することになった。早く日本に帰りたいという気持ちと、父と①( )という気持ちが半々だった。帰国する日、父は私と一つの約束をした。「君が泣くとパパも泣いちゃうから、泣かないでね。また会えるんだから、笑顔でバイバイしようね。」と父は言った。僕は「はい」と答えた。②( )、やっぱり私は我慢できなくて泣いてしまった。たぶん父も泣いていた。
あれからもう一年経った。私はいつも寝る前に父のことを考える。私が母に怒られた時に、父が頭を撫でてくれたこと、父と二人で自転車に乗って、金魚を買いに行ったことなどだ。父のことを考えていると、もっと父に会いたくなる。
父は一年に二回ぐらい日本に帰ってくる。今回は、7月19日から一週間出張で帰ってきた。やっぱり父が家にいてくれるだけで、家の中が明るくなったような気がした。私は、今でも父とバイバイする時は、涙が出てしまう。その姿が見えなくなると、大声で泣いてしまう。そんな時、私を母が抱きしめてくれる。
お父さん、約束を守れなくてごめんね。早く日本に戻ってきてね。
【小题1】文中の①( )のところに入れるのに、最も適当なものはどれか。A.別れる | B.別れない | C.別れたい | D.別れたくない |
A.だから | B.それに | C.そこで | D.でも |
A.父がベトナムで仕事をしているという時点 |
B.家族でベトナムで二年間生活しているという時点 |
C.早く帰国することになって、空港で泣いていたという時点 |
D.母に叱られた時に、いつも父のことを考え出すという時点 |
A.父の姿 | B.母の姿 | C.妹の姿 | D.私の姿 |
A.父は年に二回ほどベトナムから帰国する。 |
B.今、父と別れても、笑えるようになった。 |
C.母、妹、私、三人で父より先に帰国した。 |
D.父と別れて泣いた時、母が抱きしめてくれる。 |
最近、子供の出産と同時に会社を休んで、子育てをする男性が増えているという。これまでは生まれてから大きくなるまで子供を育てるのは女性の仕事だと思われてきた。しかし、最近では女性ばかりでなく男性も子育てに積極的に参加するようになってきた。子供の成長を近くで見ていたい、仕事とは違った喜びを感じたいという思いから会社を休んで子育てに参加するのである。このように子育てに積極的に参加する男性を最近「①イクメン」と呼んでいる。「いくじ(育児)」をする」「メン(男性)」という意味からこう呼ばれる。
自動車会社で働く高山さんも②そのような思いで1ヵ月間、会社を休むことにした。高山さんは「11ヵ月の子供を一日中世話するのは大変です。のんびりテレビを見ている間でも、ずっと気を使わなければなりませんからね。」と話す。大変だと言いながらも③顔は嬉しそうだ。
イクメンとなった高山さんを奥さんはどう思っているのでしょうか。「④はじめは心配でした。仕事を1ヵ月も休んで、大丈夫なのか。でも主人が子供と一緒に遊んでいる時の楽しそうな顔を見ると私も幸せです。主人も子育てが楽しいって。イクメンになったことをよかったと言っています。」と話す。このように男性が子育てに参加することで女性の生活も変わり、社会全体が変わっていくかも知れない。
【小题1】①「イクメン」とあるが、それはどういう意味か。A.子供の成長を見ながら、仕事をする男性という意味 |
B.子供の成長を見ながら、仕事をする女性という意味 |
C.会社を休んで、子育てをする男性という意味 |
D.会社を休んで、子育てをする女性という意味 |
A.子供は女性が育てるべきだという思い |
B.子供が育って大きくなるのを見ていたいという思い |
C.会社を休みたいという思い |
D.イクメンと呼ばれたいという思い |
A.仕事を休めるから | B.子供が家にいるから |
C.子育てが楽しいから | D.テレビを見ながら子育てができるから |
A.夫がイクメンになること | B.男性が子育てをすること |
C.夫が子育てをすること | D.夫が会社を休むこと |
A.大変だし、疲れるので、ならないほうがよかった。 |
B.楽しいが、大変なので、ならないほうがよかった。 |
C.疲れないし、仕事も休めるので、やってよかった。 |
D.大変だが、楽しいのでやってよかった。 |
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