これはビジネス文書に限ったことではないのだが、何であれ文書を書いていると、少しばかり緊張感を覚えるものだ。書きながら、頭の中でこんなことを考えている。
この書き方でいいのかな。
これ、ひどく下手な書き方じゃないだろうか。
これでわかるかな。
そういう気が何度もして、ちょっとしたプレッシャ一(压力)になっている。だからこそ、文章を書くのは苦手だ、と思っている人もいるのじゃないだるうか。
しかし、その逆もまた真である。文章を書く面白さとは、そういうプレッシャーを感じながら、なんとか諸問題をクリアして、一応のものを書き上げることにあるのだ。
テレビゲームが楽しいのと同じ考え方である。あれは、攻略するのが簡単ではない様々な障害を避けながら、次々に問題を解決していって、なんとかクリアしていくところが面白いのである。むずかしいからこそ、うまくやったときに楽しいのだ。
文章を書くのも、そういうことである。これでいいのかな、とほんの少しの不安を抱えながら、なんとか書いていくってことを楽しまなければならない。
別の言い方にすると、文章というものは、書く人に対して、うまく書いてくれ、と要求してくるのである。( ア )、文章とは人と人とのコミュニケーションの道具だからだ。この例外は、自分だけにわかればいいメモと、絶対に他人に見せない日記だけである。
それ以外の文章は必ず、書く人間のほかに、読む人間がいて完成されるのだ。そして、書いた人の伝えたかったことが、読んだ人にちゃんとわかってこそ、文章は役を果たしたことになる。
【小题1】筆者は、文章を書くときに何がプレッシャーになっていると述べているか。A.このまま最後まで書き上げられるか不安だという気持ち |
B.読む人が期待する書き方をしているかという気持ち |
C.自分は字を書くのが下手だから嫌だという気持ち |
D.書きたいことがうまく書けているかという気持ち |
A.様々な障害をクリアしていくことがむずかしい |
B.プレッシャーを忘れ、いろいろ考えるのが楽しい |
C.苦労して問題を片付け、課題を完成させるのが楽しい |
D.不安を抱えたままでは問題を解決するのがむずかしい |
A.なぜなら | B.それなら | C.それで | D.しかし |
A.文章の価値を決めるのは読み手の存在だ |
B.文章が成立するには読み手の存在が必要だ |
C.文章は人に読まれることでよりよいものになる |
D.文章は読み手の要求にこたえることでできあがる |
A.苦手ですから、書かないほうがいい |
B.難しいし、つまらない |
C.苦手ですが、頑張って書いたらできる |
D.難しいからこそ、おもしろい |
ますます寒さが厳しくなり、冬の装いに切り替える人も増えてきている。このシーズンになると痩せている人は、「太っている人は、『自前』の服を一枚着ているから、寒くなくて羨ましい」と感じているかもしれない。
(ア)状況下において、太っている人はなかなか難しい立場に立たされる。薄着をしていると、周りから、「太っている人は寒くないっていうのは本当なんだ」と言われるし、厚着をしていると、「太っているのに寒いの?もしかして太っているんじゃなくて、浮腫んでいるだけだとか?」と言われてしまうからだ。
周知の通り、人は恒温動物で、体熱産生と放散を自ら調整している。そのため、体温を保つためには熱を自分で産生させなければならない。
体内で、熱を最も多く産生しているのは筋肉で、脂肪はエネルギーを蓄える働きがある。また、「褐色脂肪細胞」は脂肪を分解して熱を発生させる働きがある。
しかし、太っている人の脂肪のほとんどは白色脂肪細胞で、熱を発生させることはない。また、脂肪細胞のミトコンドリア(线粒体)は、筋肉細胞のミトコンドリアより少ないため、筋肉が少なくて太っている人は、普通の人より寒がりとなる。
また、ミトコンドリアを甘く見てはいけない。ミトコンドリアにも熱を産生する働きがあるからだ。細胞の有酸素性エネルギー代謝はミトコンドリア内で行われる。燃料となる体内の炭水化物や脂肪、タンパク質を見つけると、ミトコンドリアは火のようにそれを燃焼し、エネルギーを生成する。
そのため、太っている人は脂肪が多く、それが「保温」の働きをするが、熱を産生させることはない。寒い日は、太っていても、痩せていても、同じように厚着する必要があるということだ。
【小题1】文中の(ア)に入れるものとして、どれがいいか。A.これから | B.こうした | C.どうしても | D.それによって |
A.薄着をしていると周りの人に笑われるから |
B.薄着をしていると周りの人に皮肉されるから |
C.厚着をしていると周りの人に笑われるから |
D.厚着をしても薄着をしても周りの人にあれやこれやと言われるから |
A.体内の熱の産生だけ自ら調整する。 |
B.体内の熱の放散だけ自ら調整する。 |
C.体内の熱の産生も放散も周りの人によって調整される。 |
D.体内の熱の産生も放散も自分で調整する。 |
A.筋肉が少ないから、脂肪はほとんど白色脂肪細胞で熱を産生することはない。 |
B.筋肉が少ないから、脂肪はほとんど褐色脂肪細胞で熱を産生することはない。 |
C.筋肉が多いから、脂肪はほとんど白色脂肪細胞で熱を産生することはない。 |
D.筋肉が多いから、脂肪はほとんど褐色脂肪細胞で熱を産生することはない。 |
A.痩せている人は熱を産生する脂肪が多くて、厚着する必要はない。 |
B.痩せている人は保温する脂肪が多くて、厚着する必要はない。 |
C.太っている人も痩せている人も厚着する必要がある。 |
D.太っている人も痩せている人も厚着する必要がない。 |
言葉は時代に伴って進化する。ほかの言語と同様に今まで日本語もずっと変化し続けてきたが、現在は特に猛烈なスピードで変化しているようだ。
その原因のひとつとして考えられるのは、いわゆるITに関係すること、つまりパソコンや携帯電話などである。以前は専門家にしか分からなかったコンピューター用語も、今では一般の会話の中に当然のように出てくるようになった。また、携帯電話やパソコンのメール、掲示板などの書き込みから次々と新しい言葉が生まれている。( ̄︶ ̄)や( ̄- ̄)のような顔文字も入り、そこでの会話はまるで宇宙人がしゃべっているように思えるくらいである。
これまで多くの言葉が生まれだり消えたりしていき、残る言葉の数は限られているので、このような事態も特に驚くことではないという学者もいる。① 、これほど新しい言葉や表現が増えると大半が消えていったとしても、かなりの数の新しい言葉が残るのではないだろうか。50年後の日本語は今とはまったく別の言葉になっているのかもしれないというのは言い過ぎだろうか。
【小题1】今の日本語は猛烈なスピードで変化している原因がどれか。A.ITに関係すること、つまりパソコンや携帯電話などであるから |
B.専門家にしか分からなかったコンピューター用語がでるから |
C.顔文字が一般の会話の中に当然のように出てくるから |
D.様々な言葉は時代に伴って進化するから |
A.( ̄︶ ̄)や( ̄- ̄)のような顔文字 | B.宇宙人が作った言葉 |
C.別の国から作った日本語 | D.宇宙人がしゃべっている言葉 |
A.生み出された新しい言葉の数は限られていること |
B.残っていく新しい言葉の数は多くなること |
C.多くの言葉が生まれたり消えたりしていくこと |
D.新しい言葉が増えていないこと |
A.しかし | B.そして | C.それに | D.ほかに |
A.今とはまったく別の言葉になっている |
B.今と大した変化はない言葉になっている |
C.かなり新しい言葉になっている |
D.今とはまったく同じな言葉になっている |
ドイツでは物を大切に使う習慣が生活の至るところに見られる。小学生でも真っ白な使っていない紙でできたノートを持っていると、ばかにされるそうだ。色が汚く、書きにくくても、再生紙を使ったノートを使うのが常識なのだ。
私の体験でも取材用の筆記具に使い捨てのサインペン(签字笔)を持っていったら、役所の担当者から「環境によくない。これを使いなさい」と、太くて使いやすい鉛筆をプレゼントされたことが2度あった。
①このような考え方はごみに限った話ではない。町を見比べる(对比看)とよく分かる。ドイツの町にはどこへ行っても何百年も前にできた中世の建築物が数多く残っている。その中で、現代の生活が営まれているのだ。 ②壊しては作ることを繰り返してきた日本とはずいぶん違う。
その日本でも、わずか数10年前まではごみが出ない仕組みが家族にも社会にもあった。まず物が少なかったのでどんな物でも大切に何度も使った。たいていの商店の人は物を売るだけではなく、簡単な修理ぐらいはできた。③ 、壊れてもまた「再使用」できたのである。
それが、物が増え生活が便利になるにつれて、使い捨てが流行るようになった。かつての習慣を取り戻し(恢复)たい。ゴミ問題を解決する鍵は「ごみになる物を作らない」と「物を何度も使う」の2つにある。
【小题1】①「このような考え方」とは何を指しますか。A.物を大切に使う。 | B.環境を大切にしようとする。 |
C.よく人にプレゼントする。 | D.再生紙を使ったノートを使う。 |
A.書いては消し、消しては書く。 |
B.授業中隣の人と話してはいけない。 |
C.そろそろ年末なので、毎日遊んではいられない。 |
D.ご両親の苦労を忘れてはならない。 |
A.かえって | B.しかも | C.だから | D.それに |
A.設計と建築材料がいいから、今日まで残された。 |
B.古跡にされるだけで人は住んでいない。 |
C.古跡でもあるし、人も住んでいる。 |
D.建て直されたものが多い。 |
A.使い捨てが流行るようになったのは生活が便利になってからだ。 |
B.私の職業は小学校の教師である。 |
C.小学生たちは真っ白な紙をすぐ汚す。 |
D.鉛筆よりサインペンの方が自然に優しい。 |
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