「最近の若者は…」という言葉は古代から言われていたが、インターネット全盛の現代にあっても変わらぬ流行を保っているようだ。私の少年時代に若者批判を浴びたのはテレビゲームだが、今度のやり玉(众矢之的)は「(ア)」とその中毒性があげられている。
子どもたちの学力に注視し続けてきた聡子さんは、「2017年以降、子どもたちの集中力は著しく低下しています。10秒程度で目の前のものに飽きてしまうのは今や当たり前のことのようになってしまっています。物事を表面的にしか捉えられない子どもが増えたし、理解力もかなり落ちている」と言った。その言葉には悲痛なものが含まれている。
また、教育の実態をよく知っている平塚俊樹氏は言った。「4時間も動画を見続けられるのは『集中力があるのでは?』と勘違いしそうになりますが、4時間ずっと何か一つの動画を見続けているわけではなく、15秒程度のショート動画がどんどん目の前で移り変わっていくのを4時間見続けているので、集中力は養われるどころか、失われていっています。」
私も20年ほど中高生の様子を間近で見てきたが、こうした印象を受けたことはない。学力の低下にしても、集中力の低下にしても「もの」が直接的な原因であることはほとんどない。それらはすべて人間が自分の判断で利用しているに過ぎないからだ。大事なのはコントロールをすること、本人が未成熟ならば保護者がそれを代替することが重要であって、「もの」を犯人にすることが根本的な解決にはない。そうしたやり方は進歩や技術を否定し、衰退の道を歩むことにしかならないのではないか。
【小题1】文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.テレビ | B.ゲーム | C.インターネット | D.ショート動画 |
A.2017年前より今の子どもたちの集中力は低くなってきた。 |
B.すぐ目の前のものに飽きてしまう子どもが多くなった。 |
C.物事を表面的に捉える子どもが少なくなった。 |
D.今の子どもたちの理解力が落ちている。 |
A.一つの動画を4時間ずっと見続けている。 |
B.4時間の動画をずっと見続けている。 |
C.一つの15秒程度のショート動画をずっと見続けている。 |
D.15秒程度のショート動画を何本も4時間見続けている。 |
A.ショート動画を見続けていること |
B.テレビゲームをやり続けていること |
C.ショート動画で物事に興味を失うこと |
D.ショート動画で集中力が低くなること |
A.若者を批判するのではなく、ショート動画を批判すべきだ。 |
B.ショート動画を責めるというより、やはり本人自覚の問題だ。 |
C.ショート動画のせいで子どもたちの学力や集中力が低下している。 |
D.インターネット全盛の現代では、若者への批判が深刻になってきた。 |
この夏、世界情勢の影響で一部地域での学校は夏休みが延びることになった。例年以上に子どもたちの生活リズムを心配する保護者も少なくないだろう。
そんないま、ヒントになりそうな研究がある。滋賀大の大平雅子教授らはある夏休み、小学生13人を研究室に招き、一人(ア)昼寝してもらった。深い眠りに落ちたことを脳波で確認し、待つこと5分。3通りの音声を同じ音で聞かせ、目覚めるまでの時間を比べた。
ピッピッピの電子音だと平均310秒。それぞれの母親にあらかじめ録音してもらった声だと31秒。見知らぬ女性の声だと26秒だった。二つの声の差は統計学上、誤差の範囲内にあった。
いつものアラームがここまでふるわないとは。「音より声、声より名の方がインパク卜が大きいとわかりました。」と大平さん。父親の声であれ、声優の声であれ、同様の結論が得られるとみている。
実験に使った「母の声」を聞かせてもらった。「りょうたー、りょうたー」「ほのちゃん、ほのちゃん」。後に続く「いつまで寝てるの」「いい加減に起きて」は一律に封印をお願いしたそうだ。保護者の皆さん、朝は名前の連呼だけでどうやら十分なようで、電子音の 10倍効きますから。
【小题1】文中にある「子どもたちの生活リズムを心配する保護者も少なくない」はなぜか。A.子供は昼寝ができないから | B.夏休みが長くなってしまったから |
C.朝子供が起きられないから | D.子供の寝る時間が少なくなったから |
A.で | B.おきに | C.ごと | D.ずつ |
A.アラームの力が発揮できていない |
B.アラームの音が小さくて聞き取りにくい |
C.子供が深い眠りから覚める時間が思った以上に長い |
D.子供が深い眠りに落ちる時間が思った以上に長い |
A.名前を連呼されても、深い眠りに落ちる子供は起きられない |
B.子供を起こす時、必ず大きな声で名前を呼ばなければならない |
C.子供を起こす時、名前を呼んではいけない |
D.子供を起こす時は名前を呼ぶだけで十分である |
A.実験で使った人の声は電子音より大きい |
B.子供たちは学校へ行けなくなった |
C.母の声でないと、子供を起こせない |
D.子供を起こす時、人の声は電子音より有効 |
「パチン、パチン」「シュッシュシュッシュ」これは、私が通っている伝統文化お茶お花教室で1( )音です。生け花にはまったく2( )はありませんでしたが、花が好きな自分に合うのではないかと母が薦めて3( )、始めてから五年目になります。
お茶やお花のお稽古(练习)では、多くの作法があります。お茶のときは集中しないと間違えて4( )が、作法があることで無駄な動きがなくなり、背筋が伸びる気持ちになります。花材を見て、完成図を想像すると楽しくなり、自分の想像の5( )生けることができたときは満足感と成感があります。そして先生に、6( )とうれしくなります。私7( )お茶お花のお稽古は、自分のペースで集中できる、自分に向いているものだと思います。これからも続けていきたいものの一つです。
伝統文化について考えたときに、いつも気にしているものではないけれど、自然に周りにある、身近なものだと気づきました。身近にあるから8( )昔から長く続いてきたし、生活の一部になっていると思います。でも、歴史や考え方、作法など勉強しないとわからないことばかりです。自分が知ろうと思わないと自然に身につけることが難しくなっています。私は将来、花に関わる仕事に就きたいという夢があります。勉強することで、将来につながる。9( )と思うと、10( )楽しくなります。
【小题1】( )A.聞く | B.聞こえる | C.見る | D.見られる |
A.味 | B.意味 | C.興味 | D.趣味 |
A.あげて | B.くれて | C.もらって | D.いただいて |
A.みます | B.きます | C.おきます | D.しまいます |
A.ために | B.うえに | C.とおりに | D.かわりに |
A.褒める | B.褒められる | C.褒めさせる | D.褒めさせられる |
A.にとって | B.によって | C.において | D.によると |
A.ばかり | B.でも | C.しか | D.こそ |
【小题9】( )
A.いけない | B.かもしれない | C.とは限らない | D.わけにはいかない |
A.ますます | B.ぜんぜん | C.ゆっくり | D.しっかり |
ニュースは、新聞だけではなくテレビで知ることもできます。
じゃあ、新聞なんか読まなくても、テレビを見ればいいじゃないか①そのほうが楽だし速いじゃないか。そんなふうに考える人もいるかもしれません。でも、やはり、僕は新聞を読んでほしいと思います。新聞には、テレビにないよさがあると思うからです。
テレビというのは、映像と音が組み合わせています。見る側は、目とか耳とかのか感覚を働かせることになります。テレビの前に座っていると、感覚に訴える要素が次々に現れ、次々に消え、移っていくわけです。②これはテレビの特色ですが、同時に欠陥でもあります。
ときどきこちらが考えさせられるようなことを言ったり、興味深い画像が出てきたりしますが、あっと思ったらもう次に移っていまい、よほど印象深いもの以外は思い出しません。
それに対して新聞、( ア )活字の場合は、立ち止まって(停下来)考えることができます。それだけではなく、さらに③その先へ考えを進めることができます。想像を広げたり、新しい着想を得たりということが可能なのです。
映像から得る感覚的な刺激は、その場だけで終わってしまうことが多いのですが、活字の場合は、新しい何かを付け加えたり、まったく違うものを創り出したりということがしやすいのです。
【小题1】文中の①「そのほう」の指すことはどれか。A.ニュースを聞くこと |
B.ニュースを知ること |
C.テレビを見ること |
D.新聞を読むこと |
A.見る側は、目とか耳とかの感覚を働かせなければならないから |
B.ときどきこちらが考えさせられることを言うから |
C.興味深いものでもすぐに次に移ってしまい、忘れることが多いから |
D.見る側が印象深いものだけ思い出そうとするから |
A.それとも | B.だから | C.まだ | D.つまり |
A.新聞を読む人たち | B.新聞を作る人たち |
C.活字を使う人たち | D.テレビを見る人たち |
A.ニュースを知るには、新聞より速くて楽なテレビのほうがよい。 |
B.ニュースは新聞だけではなくテレビで知ることもできるので、どちらも見るべきだ。 |
C.立ち止まって考えることができる新聞は、すぐに消えてしまうテレビにはないよさがある。 |
D.新聞より、感覚に訴える要素が多いテレビのニュースのほうがよく分かる。 |
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