「羊が１匹、羊が2匹……」と数えると早く眠れるというのは本当なのか。

田中教授は、眠くない状態の大学生14人を昼間に眠らせる実験を行った。それぞれの学生について、羊を数えることと、鼻から吸った空気を口から吐く腹式呼吸の2つの方法で実験した。その結果、ちょっとの間眠る時に出る脳波が現れるまでの平均時間は、羊を数えた時は14分4秒。（　ア　）に対し、腹式呼吸は9分32秒と短かった。実験を行った20分の間に3分以上継続する眠りまで到達したのは、羊を数えた場合の5人に対し、腹式呼吸は9人と約2倍だった。

田中教授は、英語なら、「シープ(羊)」という発音を繰り返せば自然に腹式呼吸になることもあるが、日本語の「ひつじ」だとそうはならないと指摘。「日本人には単調な雨音や電車に揺られる音を聞くほうが効果的ではないか。」と話している。

最近は「中食」という言葉をよく見聞きするようになった。中食というのは、レストランなどで食べる外食と、家で作って食べる食事の中間のもので、できあがった料理を買ってきて、家で食べることをいう。

この中食を扱う店も増えてきた。①私もときどき利用することがあるが、1人で食べる時などは、とても便利だ。多くの種類を少しずつ買えるからだ。これを家で作ると、大変だ。種類の違う料理を少しずつ作るため、いろいろな材料を揃えなければならない。しかし、②中食を利用するといろいろ節約ができる。料理をする時間や手間（费工）は必要なく、いろいろな料理を作るためにたくさんの材料を用意しなくてもいいのだ。

これまでは１人暮らしの男性や仕事をする女性が主な対象だったが、③最近では、主婦やお年寄りの間にも利用が広がってきているという。小さい子供がいて、外食が難しいので、家に友達を集めて利用しているという主婦たちや、台所仕事も外出も大変なお年寄りに、料理を届けてくれる店などもあり、人気だという。

　私も、仕事で帰りが遅くなる時に中食の店に行くのだが、これからもいろいろな機会に利用することになりそうだ。

東京の染井吉野（樱花的一种）が日本一早く開花する現象は、東京の春の気温が四国や九州の暖かい地域より高いからではありません。四国や九州の暖かい地域で、冬の気温が高いことが原因です。四国や九州の暖かい地域では、染井吉野は、冬の気温が高いために、春の暖かさに敏感に反応せず、開花が遅れるのです。「桜は、冬の寒さが厳しくない（　①　）、春の『目覚め』がよくない」と言われる現象です。

②それに対し、東京都心の冬の寒さは厳しいので、染井吉野が春の暖かさに敏感に反応して早く開花するのです。「桜は、冬の寒さが厳しい（　①　）、春の『目覚め』がよい」と言われる現象です。

越冬している芽は、休眠芽と言われ、眠っている状態になります。その芽が暖かさに反応するようになる状態が、「目覚める」と表現されるのです。