母は、私にいろいろなことを教えてくれました。その中で一番大切なことは、「どうやったら毎日を楽しく、幸せに過ごせるか」ということです。母は、「嫌なこと」を「いいこと」に変える天才でした。—ア、喫茶店へ行った時のことです。私はサンドイッチを注文しましたが、店員は間違えてサラダを運んできました。私はちょっとイライラして、すぐに「違いますよ」と言おうとしましたが、母はニコニコしながら、「野菜がたくさん食べられて、体にいいね」と言いました。私は、「そうかもしれないなあ」と思って、サラダをおいしく食べたのでした。また、母と散歩しているとき、急に大雨が降り出したことがありました。私達は傘を持っていなかったので、頭から足まで濡れました。まるで、服を着たまま泳いだ後のようになってしまいました。私が「もう、最悪」と言うと、母は、「こんなに雨に濡れるなんて、子どもの時以来よ。子どもに戻った気分」と喜んでいたのです。毎日の生活の中で、嫌なことや悲しいことは、たくさん起こります。でも、自分の考え方—イ、それらを楽しいことやうれしいことに変えることができるのです。母は、数年前に亡くなり、それから私にも2人の子どもが生まれました。私は、母から教えてもらったことを子どもたちにもしっかりと伝えていきたいと思っています。
【小题1】「私」の母さんは、どんな人か。A.毎日を楽しく過ごす方法を知っている人です。 |
B.嫌なことをすぐ忘れられる人です。 |
C.周りの人をよく笑わせる人です。 |
D.「私」の意見にいつも賛成してくれる人です。 |
A.すると |
B.その上 |
C.そこで |
D.例えば |
A.母が間違ってサンドイッチを運んできたから |
B.店員が間違ってサラダを運んできたから |
C.雨の日に傘を持ってこなかったから |
D.サンドイッチの中に野菜は少なかったから |
A.嫌なことがあっても、我慢することです。 |
B.間違ったときにちゃんと謝ることです。 |
C.いつでも楽しい気持ちになるような考え方をすることです。 |
D.子供を大切に育てることです。 |
A.にたいしては |
B.によっては |
C.については |
D.にとっては |
私には昨春、高校を卒業した二人の娘がいる。姉は大学受験に失敗して現在予備校生。妹の方は就職している。姉は小さいころから勉強が得意だが、妹は勉強は苦手だった。だが、二人とも心の優しい子に育ったと私は思っている。
( ① )、先日、久しく顔を見せていない夫の弟が訪ねて来た。私と娘二人で迎え、にぎやかに談笑していたが、途中から②話の雲ゆきがあやしくなってきた。義弟がいやに姉の方にからむのだ。
「女なのに大学なんかに行ってどうするんだ。③学歴のある人間にろくなやつはいない」気まずい空気を取り除くように妹は「おじさん、夕食にしよう。シチューがあるのよ」と準備のために席を立った。昼の間に姉が久しぶりに会うおじさんのためにと作ったシチューである。
シチューをロに運んだ義弟は「やっぱり勉強はできなくても、気立てのいい子の作った料理はおいしいなあ」。シチューは妹が作ったものと思いこんでいたのだ。姉は④「ごめんなさい」と席を外し、台所で泣きじゃくっていた。彼女の心はズタズタに傷つけられてしまった。
義弟は中卒で苦労して生きてきた人間である。今までに学歴のある人間に何度も傷つけられてきたことだろう。一年以上も会っていない姪に「女のくせに、ロボットのように勉強ばかりしている」といって、自分の劣等感をぶつけたのではないだろうか。
思えば、姉の浪人が決定してから、励ましに来てくれた親類の方々の話の内容も「私は学歴はないけれど、人間性だけはある」と言う。最後には女の学歴の批判で終わる。みんな、女で浪人という表面ばかり見て、教師希望という目的意識を持った娘の内側を理解してくれる人はいなかった。
(朝日新聞テーマ談話室編『こども』朝日新聞社による)
【小题1】( ① )に入る言葉として最も適当なものはどれか。A.それに | B.それから | C.ところが | D.そして |
A.おじさんが怒り出した。 |
B.会話が終わった。 |
C.ますますにぎやかになった。 |
D.気まずくなってきた。 |
A.姉が嫌いで、傷つけたいと思ったから。 |
B.学歴のある人間に傷つけられたことがあるから。 |
C.妹が勉強ができなくてかわいそうだと思ったから。 |
D.大学受験に失敗した姉をなぐさめようと思ったから。 |
A.おじさんがシチューは妹が作ったと思いこんだから。 |
B.妹がシチューを自分で作ったもののように言ったから。 |
C.自分のことをおじさんにまったく理解してもらえないから。 |
D.姉は自分のことを気立てがいいと考えていたから。 |
A.おじさんは娘に劣等感をぶつけるような人間性の人だ。 |
B.学歴と人間性は関係がない。 |
C.学歴が高いからといって人間性がないとはいえない。 |
D.目的を持って大学に行く娘の内面を考えてほしい。 |
あなたの周りに、いつもイライラしている人は、いませんか。(ア)、自分自身がいつもイライラしているという人もいるかもしれません。仕事や家事、育児に忙しいと、イライラすることも多くなります。このイライラの気持ち、どうすればよいのでしようか。
最近は、「アンガーマネジメント」という言棄をよく聞くようになりました。「アンガーマネジメント」とは、イライラする気持ちを自分で落ち着かせる方法です。私は、この方法を知ってから、自分の「イライラ」とうまく付き合えるようになりました。
「アンガーマネジメント」にもいろいろな方法があるようですが、私がやっているのは、「イライラしたら6秒待つ」というものです。イライラしてすぐ何かをしようとすると、ものを壊してしまったり、相手にひどいことを言ってしまったりすることが多いです。しかし、6秒待つ(イ)怒りを少し落ち着かせるこどができるのです。
たった6秒と思うかもしれませんが、イライラしているときの6秒は、とても長く感じるでしよう。これは、結構難しいことなのです。
今まで私は、イライラするとすぐにそれを顏や言葉に出して、相手を娘な気持ちにさせてしまい、その結果、自分ももっと嫌な気持ちになっていました。でも、これをするようになってからは、そのようなことが少なくなりました。皆さんもぜひ、やってみてください。
【小题1】文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれですか。A.また | B.でも | C.そこで | D.それなら |
A.イライラしている時、ものを壊してしまうことです。 |
B.イライラしている時、相手にひどいことを言ってしまうことです。 |
C.イライラしている時、相手を嫌な気持ちにさせてしまうことです。 |
D.イライラしている時、自分で落ち着かせることです。 |
A.しか | B.だけで | C.なら | D.のが |
A.イライラしたことは、一度もありません。 |
B.イライラしていると、時間が早く感じます。 |
C.イライラしている人が周りにたくさんいて、困っています。 |
D.イライラしたときに6秒待つことは、簡単ではありません。 |
A.「私」は、自分の気持ちをコントロールする方法を見つけました。 |
B.「私」は、「アンガーマネジメント」によって、家事や育児が楽になりました。 |
C.「アンガーマネジメント」は、嫌いな相手とうまく付き合う方法です。 |
D.「アンガーマネジメント」の方法は、1つだけです。 |
日本は人情を重視する国です。日本ではよく他人に贈り物をします。結婚、出産、大学などのお祝いや病気などのお見舞いに物やお金を送ります。またお盆の前と年末には、いつも上司や友人に感謝して、食料品や日用品などを贈ります。
また最近では、これ以外にもたくさんの機会に送り物をします。例えば5月の「母の日」、6月の「父の日」、それに12月のクリスマスなどです。この時、デパートの贈り物売り場は人でいっばいです。
手紙も日本人の生活の中で大切なものです。7 月の下旬とお正月には、友人や知人に葉書を出します。7月の葉書を「暑中見舞い」、お正月の葉書を「年賀状」といいます。特に年賀状は一人で何百枚も出す人もいます。
【小题1】入学の時に何を送りますか。A.お金 | B.食料品 | C.手紙 | D.葉書 |
A.出産の時 | B.年末 | C.母の日 | D.お正月 |
A.結婚 | B.父の日 | C.7月の下旬 | D.9月の下旬 |
A.日本人は面白いです。 | B.日本では人が多いです。 |
C.日本人の礼儀が正しいです。 | D.日本人はたくさんのお金があります。 |
A.「年賀状」は1月用の葉書です。 |
B.日本人は毎月、他人に贈り物をします。 |
C.6月の葉書を「暑中見舞い」といいます。 |
D.日本のデパートの贈り物売り場ではいつもお客が多いです。 |
组卷网是一个信息分享及获取的平台,不能确保所有知识产权权属清晰,如您发现相关试题侵犯您的合法权益,请联系组卷网